しかし、障がい者にとっては、この「便利さ」が必ずしも平等に提供されているわけではありません。
まず、障がい者向けの運賃割引がICカードで適用されるかどうかは地域や鉄道会社によって異なります。
いまだに「割引を受けるには窓口で切符を購入する必要がある」というケースも少なくありません。
改札を通るたびに窓口に寄らなければならないのは、移動の自由を制限する要因の一つです。
また、視覚障がい者にとっては、ICカードの残高確認が難しいという課題もあります。
カードリーダーの画面を見て残高を把握することが前提になっており、音声案内が備わっている駅はまだ限られています。
さらに、車いすユーザーの場合チャージ機の位置が高すぎたり、タッチ式改札のセンサーが使いにくかったりすることもあります。