障がい者年金ってなに?~制度を知って、安心な生活を~Blog
障がい者年金ってなに?~制度を知って、安心な生活を~
こんにちは。ぐろーあっぷです。
障がいを抱える方にとって、生活の安定はとても大切なことです。そのための支援制度の一つが「障がい者年金(正式には『障害年金』)」です。
でも、「名前は聞いたことがあるけど、よくわからない」という方も多いのではないでしょうか?
今回は、障がい者年金について、わかりやすくご紹介します。
■ 障がい者年金とは?
障がい者年金は、病気やけがによって生活や仕事に制限が出た方が受け取ることができる公的年金です。
国民年金や厚生年金に加入していた人が、障がいの状態になった場合に支給されます。
■ どんな人がもらえるの?
障がい者年金をもらうには、いくつかの条件があります。
初診日要件
最初に病院を受診した日(初診日)に、国民年金または厚生年金に加入していたこと。
保険料納付要件
原則として、初診日の前日時点で、一定期間きちんと保険料を納めていること。
たとえば、20歳から障がいを負った場合でも、それまでに未納が多いと受給できないことがあります。
障がいの程度が一定以上
初診日から1年6か月後の時点、または症状が固定した時点で、障がい等級(1級・2級・3級)に該当していること。
■ もらえる年金の種類
障がい者年金には主に2つの種類があります。
1. 障害基礎年金(国民年金加入者向け)
対象:自営業者、学生など(第1号被保険者)や無職の配偶者など(第3号被保険者)
支給対象:1級または2級の障がい
金額:令和6年度で
- 1級:約99万円+子の加算
- 2級:約79万円+子の加算
2. 障害厚生年金(会社員・公務員など)
対象:厚生年金加入者
支給対象:1級〜3級(3級でももらえるのが特徴)
金額:報酬に応じて異なる(平均月収などで計算)
※ 会社員などで厚生年金に加入していた方は、「障害基礎年金」+「障害厚生年金」の両方をもらえることもあります。
■ 子どもや配偶者がいると「加算」も
障害年金には「子の加算」「配偶者加算」などがあります。たとえば、18歳未満の子どもがいると、年金額に加算されます。
■ どうやって申請するの?
申請は、市区町村の年金事務所や社会保険労務士に相談しながら進めると安心です。
必要な書類は以下のようなものです:
年金加入記録
医師の診断書(障害認定日用)
病歴・就労状況等申立書
住民票や本人確認書類
■ 最後に
障がいを抱えている方の生活を支えるための制度、それが障がい者年金です。
「自分は対象になるのか?」「いつ申請すればいいのか?」といった疑問がある方は、まずは年金事務所や福祉窓口に相談してみましょう。
無理をせず、制度をうまく活用して、安心して暮らせる日々を一歩ずつ築いていきましょう。