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2025年の障がい者雇用 ― 働き方の広がりと新しい時代の流れ

2025.10.17

こんにちは、ぐろーあっぷです。

 

2025年、障がいのある人の「働き方」がこれまで以上に広がっています。
企業や社会全体の考え方が変わり、テクノロジーも進んだことで「自分らしく働く」ことが少しずつ現実のものになってきました。
今日は、これまでとの違いと今の時代ならではの変化を一緒に見てみましょう。


■ 法定雇用率が上がり、職場づくりが前向きに

2024年度から、企業などに義務づけられている障がい者の**法定雇用率が2.5%になりました。
そして2026年度には2.7%**に上がる予定です。

これに合わせて、企業の考え方も「とりあえず雇う」から「長く働けるようにサポートする」へと変わってきています。
社内に障がい者雇用の担当者を置いたり、専門のジョブコーチと連携したりと、働きやすい職場づくりに力を入れる会社が増えています。


■ 新しい働き方 ― テレワークやハイブリッド勤務の広がり

コロナ禍をきっかけに広がったテレワーク(在宅勤務)は、今では多くの職場で当たり前になりつつあります。
2025年現在では、出社と在宅を組み合わせたハイブリッド勤務という形も増えています。

たとえば、体調が安定している日は出社し疲れやすい時期は自宅で仕事をするなど、自分のペースで働ける環境が整ってきました。
在宅でもできるお仕事(データ入力・SNS運営・翻訳など)も増えており、「通勤が難しいから働けない」と感じていた人にも新しい選択肢が生まれています。


■ AIやデジタルツールが仕事をサポート

AI(人工知能)や便利なアプリも、働くうえでの頼もしい味方です。
たとえば、音声を自動で文字にしてくれるツールや、スケジュールを整理してくれるアプリ、感情の変化を記録してくれるアプリなどがあります。

こうしたツールを使うことで、コミュニケーションが苦手な人や集中力に波がある人でも、無理なく仕事を進められるようになりました。
自分の特性に合った働き方を見つけやすくなっているのも、2025年ならではの変化です。


■ 地域や福祉とのつながりも強まる

最近では、地域全体で障がい者の働く場を支える取り組みも増えています。
市町村や福祉事業所が、地元企業と協力して職場体験会やマッチングイベントを開くなど、「地域で支える雇用」が広がっています。

グループホームや就労支援事業所と企業をつなぐネットワークも強くなり、「働く」と「生活」を一緒にサポートする体制が整いつつあります。
一人でがんばりすぎず、地域の力を借りながら働くことが、これからのスタンダードになっていくでしょう。


■ これからの働き方 ― 「自分らしさ」が大切に

これからの時代は、「みんなが同じ働き方をする」よりも、「一人ひとりに合った働き方をする」ことが大切になっていきます。
時間や場所にとらわれず、自分の得意なことを活かして働く。
それが障がいのあるなしに関わらず、多くの人が目指す働き方になっています。


■ おわりに

2025年は、障がい者雇用が“支援される立場”から“ともに働く仲間”へと進化する節目の年です。
働き方の選択肢が増え、テクノロジーも味方になってくれる時代。
無理せず、自分に合った働き方を見つけていくことが、これからの「働く幸せ」につながります。