こんにちは、ぐろーあっぷです。

 

大阪には、大都市ならではのにぎわいの中に、障がいのある方が安心して暮らしたり外出したりできるような やさしさの仕掛け が少しずつ増えています。ここでは、日常生活の中で役に立つ大阪の取り組みや工夫を、わかりやすくご紹介します。

１、移動しやすい交通と街並み

駅のバリアフリー化の進展
大阪メトロ・ＪＲともにエレベーターや多機能トイレの整備が進んでいます。

駅員さんによるサポート予約がしやすく、車いすの方や視覚障がいの方も利用しやすくなっています。

歩きやすい道路・誘導用ブロックの充実
心斎橋・梅田・天王寺などの主要エリアでは、誘導ブロックの整備が進み、点字タイルの段差が少なく安全に歩けるよう工夫されています。

２、 外出の安心を支えるサービス

大阪市の「移動支援」制度
病院や買い物、余暇の外出を支援員がサポートしてくれる制度があり、自分のペースで外出しやすくなっています。

タクシーのバリアフリー化
車いすのまま乗れる“ＵＤタクシー”が大阪では比較的多く、予約もしやすい環境が整っています。

３、 気軽に立ち寄れる公共施設・商業施設

大型商業施設のユニバーサルデザイン
グランフロント大阪、あべのハルカス、ららぽーとなどは、案内表示が見やすく、ベビーカー・車いす利用者向けスペースが豊富。迷った時にスタッフに声をかけやすい雰囲気もポイントです。

４、 働きやすい環境づくり

障がい者雇用に積極的な企業が多い地域
大阪は企業数が多く、障がい者雇用の相談窓口（障がい者就業・生活支援センター、ハローワーク梅田・阿倍野など）も充実しています。

在宅ワークへの支援も拡大
通勤が難しい方に向けて、テレワーク環境の整備やスキル講座を提供する事業所も増えています。

５、安心して相談できる場の多さ

区役所の障がい相談窓口
生活・就労・福祉制度など、ひとつの窓口で相談できる体制が整っています。

ピアサポートの広がり
同じ障がいのある人同士で支え合う活動（発達障がい当事者会、精神障がいピアグループなど）も大阪では活発で、孤立しない環境づくりが進んでいます。

６、楽しみを広げる“ユニバーサル文化”

ユニバーサルシアター・ライブ会場
大阪南港ＡＴＣや一部映画館では、音声ガイドや字幕上映、車いす席のレイアウトなど、参加しやすい工夫が増えています。

障がい者スポーツ・余暇活動の場
車いすバスケやボッチャ、卓球バレーなど、初心者から参加できるスポーツも各区の体育館で広がっています。

 

大阪はまだ課題もありますが、「誰もが外出しやすい」「働きやすい」「相談しやすい」街へと変わりつつあります。
人が多い街だからこそ、ほんの少しの配慮が大きな安心につながります。
これからも、暮らす人一人ひとりに寄り添う“やさしい大阪”が広がっていくことを願っています。