いざという時に備える「避難準備」~命を守るための最低限と、あると安心な備え~Blog
いざという時に備える「避難準備」~命を守るための最低限と、あると安心な備え~
こんにちは、ぐろーあっぷです。
地震・台風・大雨など、自然災害は突然やってきます。
障がいのある方にとっては、**「避難すること自体が難しい」**という場面も多く、事前の準備が命を守る大切なカギになります。
そこで今回は、「最低限、これは用意しておきたいもの」と、「余裕があれば準備したいもの」をわかりやすくご紹介します。
◆まず最優先!必要最低限の避難準備リスト(命を守る基本)
① 障害者手帳・保険証(コピーでも可)
→ 災害時は身元確認や支援を受けるときに必要になることがあります。
② 薬・服用スケジュールのメモ
→ いつ・何を・どの量で飲むかを書いた紙を一緒に。普段使っている薬は3日分以上あると安心です。
③ 連絡先メモ(家族・支援者・福祉施設)
→ 携帯が使えなくても困らないよう、紙に書いて持ち歩きましょう。
④ 飲み物(500mlの水やお茶)・食べ物(ゼリー、栄養補助食品など)
→ とにかく命をつなぐ最低限。特に飲み物は必ず。
⑤ 笛や音の出るキーホルダー
→ 助けを呼ぶ手段として有効。声が出せない・届かない時の命綱になります。
⑥ 使い慣れた補助具(杖、車いす、眼鏡、補聴器など)
→ 忘れて避難すると日常生活が困難になります。
玄関近くなどに置いておくとすぐ持ち出せます。
⑦ マスク・ハンカチ・ティッシュ・簡易トイレ
→ 感染症対策とトイレ環境の確保は大事な基本です。
◆余裕があれば準備したいもの(安心をプラスする備え)
●着替え(下着・靴下・薄手の上着など)
→ 洗えない日が続いても快適に過ごせます。汗のトラブル予防にも。
●モバイルバッテリー・乾電池
→ 携帯や補助機器が長時間使えるように。避難所では充電が難しいことも。
●障がいについての説明カード(配慮が必要なこと・支援内容など)
→ 初めて会う支援員にも伝えやすくなり、誤解や不安を減らせます。
●アイマスク・耳栓
→ 避難所では音や光がストレスになることも。感覚過敏の方には特に有効です。
●お気に入りの小物や安心グッズ
→ ぬいぐるみ・香り・音楽など、自分の心が落ち着くアイテムは不安軽減につながります。
◆日ごろからできる「備えの習慣」
玄関に持ち出し袋を設置:すぐ取れる場所に置いておく。
定期的に中身を見直す:賞味期限や服薬内容の変化に対応。
支援者や家族と話し合っておく:「どこに逃げるか」「どう連絡を取るか」などを共有。
上記の内容でチェックリストにしてみましたので、参考にしてみてください。
✅【第一優先】必要最低限の持ち物チェック(命を守る基本)
持ち物 | 説明 | |
☐ | 障害者手帳・保険証(コピーでも可) | 支援を受ける際に必要になる場合があります |
☐ | 薬(3日分以上)・服用スケジュールのメモ | 飲み方や薬名を紙に書いておくと安心 |
☐ | 連絡先メモ(家族・支援者・施設など) | 携帯が使えない時にも連絡が取れるように |
☐ | 飲み物(500ml以上) | 命を守る水分、常温でも飲めるものを用意 |
☐ | 食べ物(ゼリー・栄養補助食品など) | 食事がとれない時でも体力維持が可能に |
☐ | 笛・防犯ブザー・音が出るキーホルダー | 声が出せない時、助けを呼ぶ手段に |
☐ | 使い慣れた補助具(杖・車いす・眼鏡・補聴器など) | 日常生活に欠かせないものは忘れずに |
☐ | マスク・ハンカチ・ティッシュ・簡易トイレ | 感染対策・衛生維持に必須 |
✅【あると安心】余裕があれば準備したいもの
持ち物 | 説明 | |
☐ | 着替え(下着・靴下・上着など) | 数日間同じ服にならないように備える |
☐ | モバイルバッテリー・乾電池 | 携帯や補助機器を使えるようにするため |
☐ | 障がいについての説明カード | 支援者に必要な配慮を伝える助けに |
☐ | アイマスク・耳栓 | 避難所の光や音がつらい方におすすめ |
☐ | お気に入りの安心グッズ(ぬいぐるみ・音楽など) | 不安やストレスをやわらげるアイテム |
✅【日ごろからできる備え】
項目 | 説明 | |
☐ | 持ち出し袋を玄関付近に置いておく | すぐに避難できるように |
☐ | 中身を定期的に見直す(季節や薬の変更) | 常に使える状態に保つ |
☐ | 家族や支援者と避難方法を話し合っておく | 「どこへ行くか・どう連絡を取るか」を事前に確認 |
◆まとめ:自分の命を守るために「ちょっとの備え」から
障がいのある方にとって避難はハードルが高いからこそ、**「あらかじめ準備しておくこと」**が命を守る第一歩になります。
まずは無理のない範囲から、「自分に本当に必要なもの」だけでも準備しておきましょう。
そして、まわりの人にも「いざという時は、こうしてほしい」と声をかけておくことで、避難時の不安はぐっと減らせます。
大切なのは、「できることから始める」こと。
できる範囲で少しずつでも準備を始めましょう。