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「就労と働き方」を考える~支援制度と多様な働き方の広がり~

2025.09.19

こんにちは、ぐろーあっぷです。

近年、障がいのある方の就労の場は大きく広がってきました。国や自治体の雇用促進施策、企業の取り組み、福祉サービスの充実により、以前よりも働きやすい環境が整いつつあります。
しかしその一方で「雇用のミスマッチ」や「長く続けにくい職場環境」といった課題も残されています。
今日は、具体的な支援体制や新しい働き方を紹介しながら、これからの就労について考えてみましょう。


具体的な雇用支援・支援体制

障害者雇用促進法と法定雇用率
企業は一定割合以上の障がい者を雇用する義務があり、2024年からは2.5%、2026年には2.7%へ引き上げられます。これにより求人は増加傾向です。

就労移行支援事業所
働くための準備を整える場として、職業訓練・ビジネスマナー・実習などを提供しています。
企業への就職活動をサポートする役割も大きくなっています。

就労継続支援A型・B型事業所
一般企業で働くことが難しい場合でも、福祉サービスの中で「雇用契約を結んで働く(A型)」や「工賃を得ながら作業する(B型)」といった選択肢があります。

助成金や企業支援
障がい者を雇用した企業には助成金が支給される仕組みがあり、企業が安心して雇用できる体制が整えられています。

 多様な就労形態の広がり

超短時間雇用モデル
「1日2~3時間だけ」「週に数回だけ」など、体調や生活リズムに合わせて柔軟に働く制度が広がりつつあります。
長時間勤務が難しい方にとって、大切な選択肢です。

テレワーク・在宅ワーク
通勤が負担になる方や、体調に配慮が必要な方でも、パソコンやネットを活用して自宅から働ける環境が整ってきました。
特に事務作業・データ入力・デザイン業務などで広がっています。

農福連携・地域での仕事
農業と福祉をつなぐ「農福連携」や、地域での軽作業・清掃業務など、多様な就労機会が生まれています。


雇用のミスマッチと課題

障がい者雇用の現場では、

「雇用義務を満たすためだけに採用された」

「業務内容が本人の特性と合わない」

「支援が十分でなく定着できない」
といったミスマッチも課題になっています。

その結果、短期間で退職してしまうケースも少なくありません。

ミスマッチを防ぐ工夫

自分の得意・不得意を整理する
事前に「できること・難しいこと」を具体的に伝えることで、適切な業務につながりやすくなります。

ジョブコーチや定着支援を活用
職場に慣れるまで、専門スタッフが間に入ってサポートしてくれる制度があります。
安心して長く働けるための大きな支えです。

企業との対話を重ねる
体調に配慮した勤務時間や休憩の取り方など、柔軟な働き方を企業と相談することも大切です。


 まとめ

障がい者の就労は、制度や支援の整備により「働きたい」という思いを実現しやすくなっています。
一方で、まだミスマッチや短期離職といった課題も存在します。
大切なのは「自分に合った働き方を選ぶこと」と「支援制度をうまく活用すること」です。

一歩ずつ、自分らしい働き方を見つけていくことが、長く安心して働き続けるための近道となるでしょう。