映画『パリ・タクシー』と、ネコえもん。Blog
映画『パリ・タクシー』と、ネコえもん。
お久しぶりです。ネコえもんでございます。インフルエンザが猛威を奮っていますが、皆様はお元気でしょうか。ネコえもんは、それなりに元気で、それなりに病気です。
今日は大好きな映画の話をば。ネコえもん、演劇が滅法好きでして。舞台が一番なんですが、いかんせん日本は演劇のチケットが高い!ので、専ら映画を観ております。最近、定額制の映画見放題プランなんかに入っちゃったものですから、隙あらば映画を観ています。
弊社ぐろーあっぷの前の通りも、タクシーが朝から沢山走っています。皆さんは、タクシー内では運転手さんと話す派ですか? それとも沈黙? 人にもよりますが、ネコえもんはおしゃべりが好きです。一度は、イワシの食べ方で盛り上がった事も(笑)
今回ご紹介する映画は、そんなタクシーのお話。貧乏暇なしで毎日せっせとタクシーを運転するシャルル。そんな彼に、お迎えの時点でメーターを倒してきていい(料金が発生するのですね)という、太っ腹なお客さんから連絡が。現地に行ってみると、ちいさなスーツケース一つと共に、小柄なおばあちゃま。
「パリを横断するルートになりますよ」結構な距離なんでしょうね。シャルルは先に確かめます。「でなければ、タクシーを呼ばないわ」92歳のマドレーヌおばあちゃまは、身寄りがなく、老人ホームに入るため、タクシーを呼んだのでした。
まあ、このマドレーヌおばあちゃまが喋る喋る。シャルルはマドレーヌおばあちゃまの”人生”という旅に、一緒に出ます。悪いことばかりじゃなかった。でも、良いことばかりでもなかった。次第にシャルルはマドレーヌおばあちゃまに感情移入していきます。それは、観客もきっとそうでしょう。
これから観る方の為に詳細は伏せますが、マドレーヌおばあちゃまの言葉で、ネコえもんの中に残っている言葉を最後にご紹介します。
「あなたはあなたのままでいなさい。優しいシャルル」
そのままの自分でいいのよと、92歳の年輪が肯定してくれるのです。大きな愛。泣き虫・ネコえもんはぽろぽろ泣いていました。
泣いた、笑った、怒った。生きた。
ネコえもんも、いつかそう言って退場したいなと、思いました。
さて、今回も長々と書き連ねましたが、少しでも何かが伝わっていたら、幸いです。では、ネコえもんでした。また機会がありましたら・・・・・・。