明日は世界メンタルヘルスデー。こころの健康について考えてみませんか?Blog
明日は世界メンタルヘルスデー。こころの健康について考えてみませんか?
こんにちは、ぐろーあっぷです。
「最近、なんとなく疲れている」「以前より外出するのが億劫になった」「人と話すことが少ししんどい」
そんな小さな変化を感じることはありませんか?
毎日の生活の中では、仕事や学校、通所、人間関係、環境の変化など、さまざまなことがあります。
障がいのある方にとっては、生活の中で周囲とのコミュニケーションに悩んだり、将来について不安を感じたりすることもあるかもしれません。
もちろん、こうした気持ちの感じ方や、負担に感じることは一人ひとり異なります。
だからこそ、ときどき自分の「こころの状態」に目を向けてみることも大切です。
10月10日は「世界メンタルヘルスデー」です。
この日をきっかけに、自分自身のこころや、身近な人のこころの健康について、少し考えてみませんか?
10月10日は「世界メンタルヘルスデー」
「世界メンタルヘルスデー」とは、毎年10月10日に行われている国際的な取り組みで、
1992年に世界精神保健連盟(WFMH)が、メンタルヘルスについての理解を広げ、偏見をなくし、正しい知識を広めることなどを目的として10月10日を「世界メンタルヘルスデー」と定めました。
その後、世界保健機関(WHO)も協賛し、国際的な記念日となっています。
WHOも、世界メンタルヘルスデーを、メンタルヘルスについて知り、考え、支援について話し合う機会としています。
2026年のテーマは「当事者の声」に目を向けること
2026年の世界メンタルヘルスデーでは、「当事者の体験に耳を傾ける:本当の声から、本当の変化が生まれる」というテーマが掲げられています。
これは、心の問題を経験した人の声や体験を大切にし、その経験を支援やサービスなどに生かしていくことに目を向けるテーマです。
ここで大切なのは、「メンタルヘルスについて考えるのは、精神障がいのある人だけ」ということではありません。
こころの健康は、障がいの有無にかかわらず、誰にとっても身近なテーマです。
10月10日を、自分自身や身近な人のこころについて考えるきっかけにしてみるのもよいかもしれません。
障がいのある方にとっての「こころの健康」
障がいのある方の生活には、一人ひとり異なる困りごとや環境があります。
そのため、「障がいがあるから、こうしたストレスを感じる」と一つの理由だけで考えることはできません。
生活している環境や周囲との関係、仕事、体調、将来への不安など、さまざまなことが重なって負担を感じる場合があります。
例えば、次のようなことです。
・環境の変化による負担
引っ越しや職場・通所先の変更、生活リズムの変化など、環境が変わることで負担を感じることがあります。
新しい場所や人に慣れるまでに時間がかかる場合もあります。
「慣れなければ」と焦らず、自分のペースを大切にすることも一つの方法です。
・周囲とのコミュニケーション
「自分の気持ちをうまく伝えられない」「相手にどう思われるか気になる」「話したいことがあるけれど、言葉にするのが難しい」
このように、コミュニケーションについて悩むこともあるでしょう。
ですが、自分の気持ちを伝える方法は会話だけとは限りません。
筆談やメール、メモなど、自分が使いやすい方法を選べる場合もあります。
・仕事や就労への不安
仕事をしている方だけでなく、これから働くことを考えている方も、さまざまな不安を感じることがあります。
「自分にできる仕事はあるだろうか」「職場でうまくやっていけるだろうか」「体調と仕事を両立できるだろうか」
こうした不安を一人で抱え込まず、家族や支援者、相談窓口などに話してみることで、考えを整理できることもあります。
・人間関係の悩み
家族、友人、職場、学校、支援者など、人との関わりは生活の中で大切なものです。
一方で、人間関係が負担になることもあります。
「嫌なことを嫌と言えない」「相手に合わせすぎてしまう」「人と関わると疲れてしまう」など、感じ方は人それぞれです。
自分がどのような場面で負担を感じやすいのか、少し振り返ってみるだけでも、自分自身を知るきっかけになるかもしれません。
・将来への不安
これからの生活、仕事、お金、家族、住まいなど、将来について考えると不安になることもあります。
先のことをすべて一度に考えると、気持ちが重くなってしまうこともあります。
そんなときは、「今、一番気になっていることは何だろう」と、一つずつ整理してみる方法もあります。
「ちょっとつらい」と感じたときにできること
こころの状態が気になるとき、何をすればよいのか分からないこともあるでしょう。
そんなときは、できることから少しずつ試してみるのも一つです。
・誰かに話してみる
家族や友人、職場の人、支援者など、話しやすい人に気持ちを話してみる方法があります。
「解決してほしい」という相談でなくても、「最近ちょっと疲れている」「なんとなく不安」と伝えるだけでもよいかもしれません。
話すことで、自分の気持ちを整理するきっかけになることがあります。
・支援者に相談する
障害福祉サービスを利用している場合は、相談支援専門員や事業所の職員などに相談することもできます。
「どこに相談したらよいか分からない」という場合も、まずは身近な支援者に聞いてみると、相談先を一緒に考えてもらえる場合があります。
・無理をしすぎない
調子がよくないときに、いつもと同じように頑張ることが難しい場合があります。
「これくらいできないと」と自分を責めるのではなく、その日の体調や気分に合わせて過ごすことも大切です。
できることと、今は難しいことを分けて考えてみるのもよいでしょう。
・生活リズムを振り返ってみる
睡眠や食事、休息など、普段の生活を振り返ってみるのも一つの方法です。
ただし、生活リズムを整えれば必ずこころの問題が解決する、というものではありません。
「最近、眠れているかな」「休む時間は取れているかな」と、自分の状態を確認するくらいの気持ちで振り返ってみましょう。
・一人で抱え込まない
悩みが大きく感じられるときほど、「自分で何とかしなければ」と思ってしまうことがあります。
でも、誰かに相談することは、弱いことではありません。
自分だけでは整理しにくいことも、誰かと一緒に考えることで、別の方法が見えてくる場合があります。
周囲の人ができること
こころの健康について考えるときは、本人だけではなく、周囲の人ができることもあります。
大切なのは、「元気になってもらおう」と急ぐことよりも、まずその人の気持ちや話に耳を傾けることです。
・話を遮らずに聞く
誰かが悩みを話してくれたときは、すぐに答えを出そうとせず、まず話を聞くことも大切です。
「そう感じているんだね」「話してくれてありがとう」など、その人の話を受け止める言葉が、話しやすい雰囲気につながることがあります。
・気持ちを否定しない
「そんなことで悩まなくてもいい」「もっと頑張れば大丈夫」といった言葉は、励ますつもりでも、本人には負担になることがあります。
同じ出来事でも、感じ方は人によって違います。
まずは「その人はどう感じているのか」に目を向けてみましょう。
・必要に応じて相談先につなぐ
悩みの内容によっては、家族や友人だけでは対応が難しいこともあります。
その場合は、本人の気持ちを確認しながら、医療機関や相談窓口、福祉サービスなどにつなげる方法があります。
・本人の意思を尊重する
支援をするときも、本人がどうしたいと思っているのかを大切にすることが重要です。
周囲が「こうしたほうがいい」と思うことと、本人が望んでいることが同じとは限りません。
できることや困っていることを一緒に確認しながら、その人に合った方法を考えていけるとよいでしょう。
こころの健康について、少し立ち止まって考えてみませんか?
こころの健康について考えることは、特別なことではありません。
毎日元気に過ごしているように見えても、心配事を抱えている人がいるかもしれません。
反対に、自分では「大丈夫」と思っていても、知らないうちに疲れがたまっていることもあるでしょう。
だからこそ時々、「最近、疲れていないかな」「ちゃんと休めているかな」「誰かに話したいことはないかな」「今、困っていることはないかな」と、自分に問いかけてみるのもよいかもしれません。
すぐに答えが見つからなくても大丈夫です。
「少し疲れているかもしれない」と気づくだけでも、自分の状態を知る一歩になります。
まとめ
こころの健康は、精神障がいのある方だけのものではありません。
障がいのある・なしにかかわらず、誰にとっても身近なテーマです。
「最近、少し疲れているな」「誰かに話を聞いてほしいな」
そんな気持ちがあるときは、一人で抱え込まず、身近な人や支援者に話してみるのも一つの方法です。
反対に、身近な人が悩んでいるように感じたときは、まず話を聞くことから始められるかもしれません。
10月10日の世界メンタルヘルスデーをきっかけに、自分自身や身近な人の「こころの健康」に目を向けてみませんか?
無理に答えを出さなくても大丈夫です。
まずは、自分のこころの声に少し耳を傾けるところから始めてみましょう。